FIELD OF VIEWが2000年にリリースした5thアルバム。
TBS系『心の扉』エンディング・テーマ曲でA面初のバラードである14th『冬のバラード』
読売テレビ『しゃっふる』オープニング・テーマ曲で初のマキシシングルである15th『Beautiful day』
シングル2曲を含む全11曲収録。
2002年の解散までにリリースしたオリジナルアルバム5作中最も売れなかった作品となった。
ただし4thアルバム『LOVELY JUBBLY』と比較するとアルバムとしてまとまっており、オススメできないようなアルバムではない。
2002年ラストライブで当アルバムから5曲演奏された。
- SPECIALLY
- 奇跡の花
- 愛のカケラ
- Tomorrow
- 冬のバラード
- 僕らはもう一度やり直せるから
- I Want…
- サ・ヨ・ナ・ラとア・オ・ゾ・ラ
- 鼓動
- 夏の雨
- Beautiful day
SPECIALLY
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:多々納好夫
- 編曲:中川寛之&FIELD OF VIEW
2002年ラストライブでも披露(DVDではDisc 1)
比較的ライブ向きな曲。
バンドとしてここまでイントロが機械的な曲は初めてだろう。
ただ古参ファンが求めているのはこういうのではないのかなと思う。
機械音との連動なのか不明だが英語の歌詞がやたらある。
【街にはなんでもあるけど ココロは売ってない】

心とか人の気持ちというのは店で買えるものではない。
歌詞にもあるが当時はまだコンピュータと言っていた時代なのかな?
結局心を動かすのは情熱や信頼なのだろう。
アルバムの中ではどちらかというと”飛ばす曲”。
奇跡の花
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:浅岡雄也&小田孝
- 編曲:池田大介&中川寛之&FIELD OF VIEW
2002年ラストライブでも披露(DVDではDisc 1)
『SPECIALLY』と同様にテクノ要素のあるイントロから始まる。
アルバム内では名曲の部類に入る。
とは言ってもデビュー当時とは大きく異なることは否めない。
【なんにもない場所から 産まれて来たんじゃない?】

たくさん聴いてきた曲だが、なぜかこのフレーズが毎回印象に残る。
元々何もないゼロからのスタートなので、失うものはないよっていう解釈をしている。
愛のカケラ
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:小田孝
- 編曲:中川寛之&FIELD OF VIEW
この曲もかなりテクノ要素が入っている。
後に浅岡ソロでのテクノ活動(uyax)をしているが、そのヒントにもなっていたのではと勝手に感じる。
ライブでも映えそうなタイプ。
【「優しさ」さえ薄くて軽い世紀末】

2000年というまさに世紀末リリースのアルバムだけあって、やはり出てくるワード。
今では色んなやりとりが薄くて軽い感じがするが、当時でも既に感じでいたようだ。
アルバムの中では”飛ばす曲”。
Tomorrow
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:小田孝
- 編曲:泉隆則
前の3曲とは大きく違い重たい雰囲気を醸し出している。
音には詳しくないのだが、多分ベースを強調している。
いつの間にかサビに入るが意外とサビだというのは分かるので、聴きやすいとは思う。
【もう闇の言葉は 僕には届かない】

国語力の無さを痛感する。
闇の言葉って何?
ネガティブってこと?
ファンはどう解釈しているのか気になる。
アルバムの中では”飛ばす曲”。
冬のバラード
- 作詞:小田佳奈子
- 作曲:多々納好夫
- 編曲:池田大介
2002年ラストライブでも披露(DVDではDisc 2)
以下のベストアルバム4作にも収録。
- FIELD OF VIEW BEST 〜fifteen colours〜
- Memorial BEST 〜Gift of Melodies〜
- complete of FIELD OF VIEW at the BEING studio
- FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020
バンド内ではまずまずの人気曲でランキング6位。
ベストアルバムには入れておくべき1曲となる。
僕らはもう一度やり直せるから
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:浅岡雄也
- 編曲:D -STYLE
D ~STYLEという謎の人物がアレンジャー参加している。
最初の3曲のような入り。
アルバム自体がテクノコンセプトなのだろうが、浅岡の歌声を活かすのはやはりバラード系かな。
【張り合った意地は 心を傷付けて】

2人いれば喧嘩もするし意地も張るし、その積み重ねでお互い心を傷つけることになる。
歌詞の中にもあるが素直になるのが大事と思う。
アルバムの中では”飛ばす曲”。
I Want…
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:小橋琢人
- 編曲:徳永暁人&FIELD OF VIEW
2002年ラストライブでも披露(DVDではDisc 1)
この曲もデジタル?テクノ?要素強目のイントロから始まる。
アルバムの半分を占めるこういう曲はもうお腹いっぱい感がある。
テクノ系はやはりライブで盛り上がりやすいのか。
ちょいちょい英語入っているのはテクノ要素だからなのか。
できればデビュー当時の当て字系がいいと思っている。
坂井泉水だからそういう歌詞なんだと言われればそうなんだが。
【邪魔する輩 問題外】

輩とか使うバンドではないと思っていたので少しショック。
アルバムの中では”飛ばす曲”。
サ・ヨ・ナ・ラとア・オ・ゾ・ラ
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:浅岡雄也
- 編曲:池田大介&FIELD OF VIEW
テクノ要素なし!
こういうバラードは浅岡の声を活かせてGOOD。
サビの終わり方も秀逸だ。
ラストのサビ前のブリッジは歌いにくそう(キーもだが特にリズムが)
【「水不足はとても深刻です」とテレビが繰り返すけど】

その時代を反映する言葉はその時を想起できていい。
ただ2000年って水不足だったかなと思ったが。
鼓動
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:小橋琢人
- 編曲:池田大介&FIELD OF VIEW
このイントロ、何か似ている曲がある気がするがするけれど思い出せない(思い出したら追記する)
『突然』と同じでサビから入る。
テクノ要素なし曲が連続している。
前の曲同様に良曲だと思う。
サビはハッキリしていて聴きやすい。
【時に夢は人を傷つけて】

夢というのは叶えるモチベーションとなり前向きになるが、逆に叶えることが困難または無理となってしまうとその現実に直視できず苦しい思いをするという解釈をした。
諦めることの苦しさまでは未経験だが、想像はできる。
夏の雨
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:小田孝
- 編曲:池田大介&FIELD OF VIEW
バラード寄りのしっとり曲が次のアルバムラスト『Beautiful day』まで続く。
結局最後の4曲はテクノ要素がない。
その4曲とも当然個性があるのだが、1番ボーカル以外の音が弱いのが特徴。
【まだ互いに名前しか知らない だけど惹かれ合う瞳に嘘はつけない】

情報がまだ少なくても相手をいいと思うのは理屈ではない時もあるよね。
アルバムの中では”飛ばす曲”。
Beautiful day
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:寺尾広
- 編曲:池田大介&FIELD OF VIEW
個人的なFIELD OF VIEWの好きな曲TOP10の第10位。
2002年ラストライブでも披露(DVDではDisc 2)
以下のベストアルバム3作にも収録。
- FIELD OF VIEW BEST 〜fifteen colours〜
- Memorial BEST 〜Gift of Melodies〜
- FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020
ちなみにバンド人気曲TOP10にはランクインしていない。
コメント