FIELD OF VIEWが1999年にリリースした4thアルバム。
- AZUKI七(元GARNET CROW)作詞家デビュー作、初のノンタイアップである11th『CRASH』
- 『筋肉番付』EDテーマである12th『青い傘で』
- TBS系深夜生放送バラエティ『ワンダフル』EDテーマである13th『Still』
3rdアルバム同様に贔屓目に見てもヒットしたとは言い難いシングル3曲を含む全11曲収録。
当バンド初のバンド名が入っていないアルバム名。
2002年の解散までにリリースした5作のスタジオアルバムの中で1番バンドの良さが無いアルバムと言えるので、このアルバムはFOV初心者にはオススメしない。
曲単位では良いものもあるが。。
- Still
- Loversday
- 夏の片隅で
- 青い傘で
- 君。
- Sunday morning
- 12月の魔法
- Cloudysky
- Fly to Xxxx
- CRASH
- Time is gone
Still
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:FIELD OF VIEW
- 編曲:FIELD OF VIEW&徳永暁人
2002年ラストライブでも披露(DVDではDisc 1)
以下のベストアルバム3作に収録。
- FIELD OF VIEW BEST 〜fifteen colours〜
- Memorial BEST 〜Gift of Melodies〜
- FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020
アップテンポの曲なのに失恋ソング。
Loversday
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:浅岡雄也
- 編曲:池田大介&FIELD OF VIEW
この曲を簡単に伝えるなら、ソロデビュー後の浅岡雄也名義での楽曲の雰囲気がある。
実際、作詞・作曲が浅岡であるのでソロでの曲の礎はすでにこの頃からあったのだろう。
Stillに引き続きアップテンポな曲。
Loversday=恋人たちの日(直訳)
FOVによくある失恋ではなく現在進行形の恋愛歌詞。
【きっと愛はさりげないね】

このフレーズは多分人生で1度も使わない表現かなと。
個人的にはボーカル浅岡が活かせるのはバラードと思っているので、こういう曲は特別好きな感じではない。
アルバムの中では”飛ばす曲”。
夏の片隅で
- 作詞:小田佳奈子
- 作曲:新津健二
- 編曲:池田大介&FIELD OF VIEW
2002年ラストライブでも披露(DVDではDisc 2)
この曲が当アルバムで最も好きな曲。
ベース新津作曲の2曲のうちの1つ目。
なぜかと言うとサビがハッキリしている、サビが盛り上がっている方が曲として好みであるから。
それはバラードでも同じだ。
【君に出逢わなければ違う生き方してたよ】

言われてみればまぁそうなんだけれども…なんか深いと思うのではないでしょうか?
青い傘で
- 作詞:AZUKI七
- 作曲:大野愛果
- 編曲:池田大介&FIELD OF VIEW
2002年ラストライブではオープニング曲として披露された(DVDではDisc 1)
以下のベストアルバム5作に収録。
- FIELD OF VIEW BEST 〜fifteen colours〜
- Memorial BEST 〜Gift of Melodies〜
- complete of FIELD OF VIEW at the BEING studio
- FIELD OF VIEW BEST HITS
- FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020
バンドの中でも非常に人気がある曲と言える。
君。
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:小田孝
- 編曲:池田大介&FIELD OF VIEW
ベストアルバム『FIELD OF VIEW BEST 〜fifteen colours〜』にも収録。
ギター小田作曲。
シングルでもない、タイアップもない、2002年ラストライブでの演奏もないこの曲がベストアルバムに入ってくるのはかなり異例といえる。
『Loversday』との違いは作曲がギターの小田孝なのだが、そのことを知ってから聴くと確かに作曲センスが違うのがよく分かる(どちらが良いかは好み)
【約束しないでいても逢えるなんて素敵だね】

たぶん一緒に住んでいない設定なので、それだったらお互いのことを分かっている感じが良いよね。
アルバムの中では”飛ばす曲”。
Sunday morning
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:小橋琢人
- 編曲:FIELD OF VIEW&池田大介
ドラム小橋作曲の2曲のうちの1つ目。
小橋作曲『Fly to Xxxx』でも感じるのだが、少し異国感があるのが小橋の特徴なのかもしれない。
ただ、この感想は私の妄想なので何も根拠は無い。
【渇いた時代こそ僕らはゆっくり歩こうよ】
渇いた時代とは現代の忙しない感じを表現しているのか?人間関係も希薄になってきているし。

現時点(2025年)ではそれがしっくりくるがリリース当時(1999年)はまだ携帯電話の黎明期だし、浅岡は予見していたのか!?
アルバムの中では”飛ばす曲”。
12月の魔法
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:浅岡雄也
- 編曲:池田大介&FIELD OF VIEW
アルバムの中では『夏の片隅で』の次に好きな曲。
私の好きな”サビがハッキリしている”に当てはまる。
『突然』と同じくサビから始まる構成。
数年くらいクリスマス(冬)ソングリストに入れていたくらい。
でもアルバムリリースが8月らしいので季節外れな曲にはなっている。
【自由が今は切ない…】

恋人がいると自由がなかったり、あるいは束縛なんてのもあるかもしれないから、そういう時は「自由な時間が欲しい」なんて思うんだけれど。
Cloudysky
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:小田孝
- 編曲:徳永暁人&FIELD OF VIEW
ギター小田作曲。
全体としてはタイトルの直訳”曇り空”のようにネガティブな気持ちから前向きになろうとしている歌。
繰り返していて正直つまらない印象を受けた。
【花でさえ咲くべき季節を知っているのに】

確かに人間って一部を除いてほとんどが輝くべきタイミングや場所を知らないよなぁ。
アルバムの中では”飛ばす曲”。
Fly to Xxxx
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:小橋琢人
- 編曲:大島康祐&FIELD OF VIEW
2002年ラストライブでも披露(DVDではDisc 1)
ドラム小橋作曲の2曲目。
やはり小橋作曲だと異国感がありあまり好きではないが、盛り上がるのでライブで輝けるタイプの曲ではある。
【いい加減が丁度いいことだって事あるでしょう】

その通り!
ことを2回言ってて変だと思ったら、”いい加減が丁度いいことだ”って事があるという意味かな。全て全力は結果良くないと思うので共感できる。
アルバムの中では”飛ばす曲”。
CRASH
- 作詞:AZUKI七
- 作曲:綿貫正顕
- 編曲:池田大介
以下のベストアルバム4作に収録。
- FIELD OF VIEW BEST 〜fifteen colours〜
- Memorial BEST 〜Gift of Melodies〜
- complete of FIELD OF VIEW at the BEING studio
- FIELD OF VIEW BEST HITS
ライブで盛り上がる曲でファン人気も高いらしい。
ただ、FOV玄人好みではないと思うのだけれど。
Time is gone
- 作詞:浅岡雄也
- 作曲:新津健二
- 編曲:池田大介&FIELD OF VIEW
ベース新津作曲の2曲目。
新津作曲が最も浅岡の声を活かせると思っている。
しんみりする失恋ソングだが、歌詞とリンクしたメロディーでアルバムの最後に相応しいと思う。
【人を本気で愛したなら自分の事は見えなくなる 本当だね】

良い表現ではないが恋の病。
でもそれは本気である証拠でもある。
恋をすると周りが見えなくなるとはよく言いますが、自分が見えなくなるとは面白い表現だ。
この曲の後に『Still(Abbey Road Mix)』がシークレットで収録されている。曲全体11:18のうち〜4:35『Time is gone』、5:04〜『Still(Abbey Road Mix)』
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